施工事例

WORKS
全国各地 数百社の実績!技術力の高さには自信があります。
複合旋盤 ミーリング軸BT50 セルフ研磨
向井製作所では、2023年12月、今までは対応不可としてお断りしていた複合旋盤のミーリング軸の主軸テーパ穴のセルフ研磨を特殊治具を製作の上、初めて実施いたしました。
これまで、複合旋盤のミーリング軸については、テーパ規格を問わず、弊社製 セルフ研磨機を載せるスペースが複合旋盤内にないことを理由に対応を辞退してまいりました。
また、テーパ穴の規格によっては対応自体ができない事例でもあります。
しかし、近年の専用機 HSKテーパ対応、小型工作機械対応など、あらゆる事案への対応ノウハウを結集し、遂に複合旋盤 ミーリング軸への対応方法を確立しました!!
今回はBT50のテーパであり、特殊治具を使用して設置したセルフ研磨機とミーリング軸間のストロークもありましたため、比較的対応しやすい事例であったと思います。
今回の作業や、これまでのノウハウを駆使し、2024年より小型サイズの複合旋盤への作業にも展開していきたいと考えております。
複合旋盤のミーリング軸 テーパ穴でも作業可能なケースがありますので、ぜひお困りでしたら向井製作所に一度ご相談くださいませ。
現地確認の上、治具提案・対応等お打ち合わせをさせていただきます。

※但し、サンドビック・コロマント社製のキャプト規格のテーパ穴については、形状が円錐ではないのでセルフ研磨対応は従来通り不可です。ご了承ください。
※旋盤のチャック仕様・耐荷重については仕様書等にて事前確認をお願いいたします。
MT6 横中繰り盤セルフ研磨事例
岡山県で汎用横中ぐり盤のMT6の主軸テーパ穴のセルフ研磨をオーバーホール後の仕上げとして実施いたしました。
大型セルフ研磨機を持ち込み使用しました。
MT6はBTと比べストレートに近いテーパ穴であり、MT3やMT6に比べ深いため難易度が高い事例です。
また、汎用機であったため、NC制御ではなくハンドルでXYZを動かすタイプの工作機械でした。
MTのテーパはモールステーパと呼ばれ、大型の横中ぐり盤やボール盤にも使われている規格のテーパです。
MTのテーパ穴でも作業可能なケースがありますので、ぜひお困りでしたら向井製作所に一度ご相談くださいませ。
HSK-A100 端面研磨事例②
栃木県で自動車量産専用機のHSK-A100の主軸端面研磨を実施しました。
自動車量産用設備の治具を外すことができず、パレットも旋回しない難易度の高い事例のセルフ研磨です。
今回も弊社では超小型セルフ研磨機を使用しました。
従来のセルフ研磨機とは違い、エアスピンドル仕様で軽いため、自動車量産用治具のある箇所に追加工をいただくだけで、分解した超小型セルフ研磨機を治具プレートに固定することができます。
HSK-A100のテーパは
・テーパの傾きがストレートに近いため、わずかのテーパ研磨でも予想以上に奥にゲージラインが入ってしまうこと、
・写真のようにテーパ内にクランピングユニットの爪が飛び出しているため、テーパが研磨し難いこと
の2点で難易度が非常に高く、お客様にも制約が多いため今まではあまり積極的に作業ができませんでしたが、
今回も超小型セルフ研磨機を使用し、HSKならではの独特の特性をご理解の上、テーパ穴の状態が許容範囲内であるHSKテーパの設備であれば
主軸の分解をせず、端面のみのセルフ研磨も修理の選択肢としていただける確証が得られました。
今後、量産設備のセルフ研磨でお困りの際はぜひ一度ご相談くださいませ。
HSK-A100 端面研磨事例①
愛知県で自動車量産専用機のHSK-A100の主軸端面研磨を実施しました。
自動車量産用設備の治具を外すことができず、パレットも旋回しない難易度の高い事例のセルフ研磨です。
今回、弊社では超小型セルフ研磨機を使用しました。
従来のセルフ研磨機とは違い、エアスピンドル仕様で軽いため、自動車量産用治具のある箇所に追加工をいただくだけで、分解した超小型セルフ研磨機を治具プレートに固定することができます。
HSK-A100のテーパは
・テーパの傾きがストレートに近いため、わずかのテーパ研磨でも予想以上に奥にゲージラインが入ってしまうこと、
・写真のようにテーパ内にクランピングユニットの爪が飛び出しているため、テーパが研磨し難いこと
の2点で難易度が非常に高く、お客様にも制約が多いため今まではあまり積極的に作業ができませんでしたが、
今回超小型セルフ研磨機を導入したことで、HSKならではの独特の特性をご理解の上、テーパ穴の状態が許容範囲内であるHSKテーパの設備であれば
主軸の分解をせず、端面のみのセルフ研磨も修理の選択肢としていただけることが実証出来ました。
今後、量産設備のセルフ研磨でお困りの際はぜひ一度ご相談くださいませ。
S社様 三井精機 HU-63A BT50(但しテーパ端面がBBT50並みにホルダーに当たる事例)
S社様所有の三井精機HU-63A BT50の浮き出しキーのセルフ研磨を実施しました。
テストバーの先端300㎜で振れが30μとのことでしたが、BT50テーパのテストバーの当たりは比較的良かったため、検証したところ
テーパと端面のクリアランスが何らかの理由で二面拘束BBT50仕様と誤認してしまうような数値になっており、BBT50のツールホルダーを取り付けたところ、端面とホルダーのつばが干渉しておりました。
お客様と相談の上、BBT50 浮き出しキーの端面研磨と同様の作業を実施いたしました。
通常のBT50と同様にテーパ片肉10μ研磨後、端面をBBT50のツールホルダーを入れても当たらない様に逃がすため、二面拘束BBT50の端面研磨時よりも大きく、500μ研磨しました。
端面研磨の際、浮き出しキーであるためキーを隔てた片側ずつ研磨を実施し、研磨後の高さを合わせました。
テーパの振れは口元で1μ、先端300㎜で5μと改善しました。
向井製作所では、こうした難易度の高いテーパ・端面研磨修理も実施し、お客様にご評価をいただいております。
T社様
門型マシニングセンターの長期仕様によりテーパー部に振れが発生したが、研磨により解決しました。
また、修理後もデータで説明させていただきました。
西本様(H23.4.18)
日立精機立型マシニングセンターVK-55の長期間の使用によりテーパー口元が開いたというご依頼で修理を行ったところ、 当り面90%以上、振れも5μ以下になりました。
K社様(H24.7.13)
Mazak VARIAXIS 630、BBT40 Big Plus仕様の修理をさせていただきました。
S社様(H24.3.14)
池貝NC横中繰り盤、BT50の修理をさせていただきました。
お問い合わせ
㈱向井製作所は機械部品の設計・製造、
特に精密な機械部品加工を得意としている会社です。
その技術を使い、高品質なセルフ研磨サービスを展開しています。
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